開幕から1週間。
「ノートルダムの鐘」横浜公演へ行ってきました。
場所は、横浜の「KAAT 神奈川芸術劇場」。
劇場へは、みなとみらい線やJR等、複数の駅から歩いて行くことができます。
みなとみらい線 日本大通り駅 3番出口より徒歩5分
みなとみらい線 元町・中華街駅 1番出口より徒歩8分
横浜市営地下鉄ブルーライン 関内駅より徒歩14分
JR根岸線 関内駅または石川町駅から徒歩14分
今回の観劇は、出産前の最後の観劇です。
しばらく観劇することができないので、大切な1日となりました。
相変わらず、グッと来すぎる、この作品。
最後はやはり涙です。
さて、ノートルダムの鐘のキャストと感想を。
目次
キャスト
カジモド 田中彰孝
フロロー 芝 清道
エスメラルダ 宮田 愛
フィーバス 佐久間 仁
クロパン 阿部よしつぐ
【男性アンサンブル】
寺元健一郎
山田充人
大空卓鵬
川原信弘
高舛裕一
飯村泰志
佐藤圭一
田邊祐真
【女性アンサンブル】
小川晃世
村木佑衣
吉田絢香
小島由夏
【男性クワイヤ(聖歌隊)】
永井崇多宏
白山博基
柳 隆幸
山下泰明
井上隆司
澤村楽人
高井 治
和田ひでき
【女性クワイヤ(聖歌隊)】
遠山美樹
片山美唯
青栁歌奈
土居愛実
河村古都
谷 明実
北野有希依
秋山知子
吉田瑛美
キャストは、日ごとに変わる複雑な感じでした。
さて、感想いきます!
ここから、ネタバレを含みますので、ご注意ください。
感想
田中彰孝さんカジモド
安定の、犬感の強い田中さんカジモド。
カジモドはフロローとしか接してこなかったので、
カジモドの考え方はフロローの領域をなかなか出ることができない、ということをすごく感じました。
カジモドは、エスメラルダをかくまって(ある意味閉じ込めて?)大切にしようとする。
フロローは、エスメラルダを大聖堂に閉じ込めて自分のものにしようとする。
二人ともその方向の思考になってしまっていることが、カジモドがフロローの世界で生きていたことを悲しくも表しているなと思いました。
「カジモド役」の始まりと終わり
登場時、カジモド役が後で髪の毛をくしゃくしゃするのを忘れていて、
「あれ?カジモドこんなカッコいい姿だっけ?」
と思って戸惑いました。
もちろん、その後で髪の毛もくしゃくしゃになって、完全にカジモドに。
「カジモド役」の始まりと終わりを観ることができることが、この作品の楽しみのひとつでもあります。
役を舞台に置いてくると言うか、
カジモドもアンサンブルも、それぞれの役の切り替えを舞台上で見せるのが良いですね。
だから、観ている側も、心に響くけれども引きずらなくて済む気がします。
ずっと田中さんカジモドです
本作品は数回観劇していますが、実はすべて田中さんカジモド。
いつか飯田さんや海宝さんのカジモドも観てみたいです。
芝さんフロロー
もう・・・芝さん怖い。
フロローというより、芝さんが怖いです。
芝さんのいっちゃってる目は、何度観ても危険です。
ジーザスの時とはまた違う、欲望にとらわれてしまった感じ。
カジモドを”自分のように”正しく生きていけるように育てる、というフロロー。
狂ってます。
宮田さんエスメラルダ
う~ん、セクシーなエスメラルダ。
細いのに、ただ細いだけではない感じ。
ダンスはさすがです!
歌・・・というかボリュームがもう一押し!という感じでしょうか。
エスメラルダが初めて大聖堂に足を踏み入れた場面が好きです。
新エスメラルダが気になる
エスメラルダは、岡村さん・宮田さん以外にも稽古に入っていますよね。
新エスメラルダのデビューが近々あるのか、気になります。
佐久間さんフィーバス
もしかしたら、フィーバスも佐久間さんしか観たことがないかもしれません。
戦場での負の感情を心の奥に抱えている、フィーバス。
ただ軽いだけの男ではないところが良いです。が、そんなに興味がないのであまりしっかり観ていません。笑
フィーバスが「パリの人々よ~♪」と共に戦うことを呼び掛ける場面。
結構危うい高さでぶら下がってますよね。
ウィキッドのフィエロを思い出すポーズです。
阿部よしつぐさんクロパン
久しぶりの阿部さんクロパン♪
CDをよく聴いていたので、阿部さんクロパンの声で歌いだすと
「ノートルダムの鐘」が始まるなぁ、という感じがします。
終盤、クロパンがフィーバスを助けた場面、今回はよく見える席だったからか、グッときました。
クロパンは、仲間を見捨てませんね。
アンサンブル
吉田さんがいる日に観ることができて良かったです。
今回は、吉田さん以上に小島さんに目を奪われました。
小島さんの母性を感じる演技、好きです。
アンサンブルは役の切り替えが多く、大変そうです。
クワイヤ
なんといっても、今回は高井さんがクワイヤにいます!!
プログラムに名前が載っていると聴いてから、楽しみにしていました。
怪人じゃなく普通の姿なので、違和感というか一瞬分かりませんでした。笑
そうそう、2幕最初の音楽が、声(コーラス?)なのも良いですよね。
本作品ならではかなと思います。
全体の感想
KAAT入り口に、大きな「ノートルダムの鐘」のポスター(?)。
今回の観劇で、ディズニー作品は、重要な場面でスローモーションになることが多いのかな、と思いました。
アラジンで、アラジンとジャスミンが出会う場面。
リトルマーメイドで、アリエルがエリックを救う場面。
そして、カジモド・フロロー・フィーバスがエスメラルダと出会う場面。
どれも印象的な場面ですね。
早く四季専用劇場が完成してほしい
浜松町の四季専用劇場が工事中なので、
「ノートルダムの鐘」が都内でロングランできないのが悲しいところ。
早く都内で「ノートルダムの鐘」をロングランしてほしいです。
「ノートルダムの鐘」の魅力
派手な演出は一切ないのに、作品に引き込まれる「ノートルダムの鐘」。
アラジン等の豪華な作品を観た後だと、なおさらノートルダムのすごさを感じます。
最低限まで削ぎ落としたからこそできる表現というか…。作品の魅力のひとつです。
「石になろう」で、みんなが衣装を脱いだときの寂しさ…。
シンプルなのにどうしてこんなに心に響くのか不思議なくらいです。
そして、ミュージカルだけど、小説を読んでいるような表現。
アンサンブルの詩的なセリフは、本を読み進めているかのようです。
すべての人に見てほしいミュージカルだなぁ、と改めて思いました。
女性も男性も・・・それこそ老若男女。
心に響く作品です。
劇団四季ミュージカル「ノートルダムの鐘」オリジナル・サウンドトラック
劇団四季版CD、発売してます。